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 ちいさな食育講座 好き嫌い (3)「トマト」

 
 今回は「好き嫌い」の第3回目で「トマト」についてご紹介致します。

 トマト独特の香りや酸っぱさ、食感などが嫌いとか、種の周りのゼリー状の部分が嫌いという方も多い様です。そんな嫌いなトマトも相性の良い食材などと合わせたり、調理に一工夫することで、食べやすくなったりするものです。
 
 たとえば、トマトのにおいが気になるというとき、もっとにおいがするにんにくを使うと、加熱するせいもありますが、においが気にならなくなります。 日本ではトマトは生食が多いといわれていて、ほかの国より食べる量が少ない理由にもなっています。たくさんトマトを食べるなら、すすんで料理をしてみましょう!

<好き嫌い克服『トマト』>

 トマトにはうま味成分である『グルタミン酸とアスパラギン酸』が含まれています。トマトが様々な料理に使われる理由はこのうまみ成分が関係しているのです。トマトをよく食べる地中海沿岸地方ではこのトマトのうま味成分を活用した、トマトベースの料理がたくさんあります。
 
 トマトはビタミンCを多く含み、赤い色素成分であるリコピンは、抗酸化作用を持っています。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるように、健康に良い食材で、生食、炒め物、煮物やサラダ等、料理形態もバラエティに富んだうれしい食材です。

○ 克服レシピ『トマトゼリーパフェ』(大人2人+子ども1人分)

 ・トマト(完熟)……………3個
 ・粉ゼラチン………………5g
 ・水……………………大さじ2
 ・Aグラニュー糖…………30g
 ・A生クリーム………小さじ1
 ・Aレモン汁………小さじ1/2
 ・コーンフレーク………20g
 ・ホイップクリーム……適量
 ・マンゴー…………………1個
 ・アイスクリーム…………適量

(1)トマトはヘタを除いて湯むきする。種を除いて粗く切り、ジューサー等で液状にする。粉ゼラチンは水に降り入れてふやかせておく。

(2)鍋にトマトを入れてひと煮し、Aを加えて煮溶かす。人肌くらいの温度にしてからふやかしておいた粉ゼラチンを加えて完全に煮溶かす。型に注ぎ入れて粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やし固める。

(3)器にコーンフレーク、ホイップクリーム、ひとくち大に切ったマンゴー、2の順に盛りつけアイスクリームを飾る。

アドバイス:おいしeレシピ製作委員会 管理栄養士/栄養士
※情報は2007年以前のものです
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